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大物忌神社本社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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大物忌神社本社は山形県飽海郡遊佐町の鳥海山山頂にある鳥海山信仰の神社。大物忌神社の本社。祭神は「大物忌神」である(『山形県神社誌』)。
歴史
1618年(元和4年)造営。1654年(承応3年)造営。1682年(天和2年)改築。1701年(元禄14年)に本社改築に際して、蕨岡が醍醐寺三宝院に矢島を訴えた。蕨岡の主導権を認めた。1702年(元禄15年)竣工して、翌年に遷座祭が行われた。しかし、再び係争が生じ、藩庁や幕府を巻き込んだ争いとなった。1704年(宝永1年)に幕府の判決が下され、矢島側は敗北した。 境内に鳥海神社、稲倉神社、箸王子神社がある。