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天台宗延暦寺派

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年12月17日 (日)

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天台宗務庁.jpg
天台宗務庁001.jpeg

天台宗延暦寺派は、滋賀県大津市の比叡山延暦寺を総本山とする天台宗教団。正式名称は「天台宗」だが、諸派を総称した歴史的な存在としての天台宗と区別するために本サイトでは「天台宗延暦寺派」と表記する。

目次

管轄

通常の末寺のほかに4法流がある

  • 修験道法流:回峰行など。戦前は金峰山寺、戦後は妙法院門跡を経て、延暦寺恵光院を拠点とする。ただし赤山禅院住職が管領。
  • 安楽律法流:天台律宗安楽律院流。安楽律院を本部とする。
  • 玄清法流:九州北部などの盲僧琵琶。いわゆる筑前琵琶。
  • 常楽院法流:九州南部などの盲僧琵琶。いわゆる薩摩琵琶。
  • 空也法流:現在はないようだ。空也堂を本部とした。

組織

天台座主

延暦寺#組織を参照。

総務

現在の宗務総長に当たる職。宗教団体法以前は「総務」といった。

  • 大森亮順(1878-1950)<1916-?>:仏教学者。浅草寺住職。1916年(大正5年)、天台宗務庁総務。1941年(昭和16年)7月1日、合同天台宗宗務総長を1942年(昭和17年)まで。(略歴は浅草寺#組織を参照)
  • 壬生雄舜(1877-1950)<1929-1932>:1929年(昭和4年)7月20日、天台宗総務。(略歴は妙法院#組織を参照)
  • 木下寂善(1876-1942)<1932-1935>:1932年(昭和7年)6月26日、天台宗総務。(略歴は四天王寺#組織を参照)
  • 青木道晃()<1935-1938>:清水寺住職。瀧泉寺住職。大正大学学長。1935年(昭和10年)6月26日天台宗総務。1942年(昭和17年)7月28日、合同天台宗の宗務総長就任。
  • 武藤舜応(1871-1943)<1938->:四天王寺住職。1938年(昭和13年)3月5日、宗派総務。(略歴は四天王寺#組織を参照)
  • 塩入亮忠(1889-1971)<?-1941>:仏教学者。総務。1941年(昭和16年)3月31日、三派合同で合同天台宗の宗務総長となる。同年7月1日宗務総長退任。川越喜多院57世。(略歴は川越喜多院#組織を参照)

宗務総長(合同)

  • 1塩入亮忠(1889-1971)<?-1941>:1941年(昭和16年)3月31日、三派合同で合同天台宗の宗務総長となる。同年7月1日宗務総長退任。
  • 2大森亮順(1878-1950)<1941-1942>:1941年(昭和16年)7月1日宗務総長。1942年(昭和17年)7月28日退任。
  • 3青木道晃()<1942->:瀧泉寺住職。1942年(昭和17年)7月28日、宗務総長就任。

宗務総長(戦後)

  • 山中忍海()<>:聖衆来迎寺住職。毘沙門堂門跡門主。(略歴は毘沙門堂#組織を参照)
  • 清田寂坦(1891-1967)<>:1954年(昭和29年)頃。大円寺住職。1919年(大正8年)岡山県で津山施療院を創設。1967年(昭和42年)7月13日死去。
  • 三崎良泉(1892-1976)<>:妙法院門跡47世。(略歴は妙法院#組織を参照)
  • 杉谷義周()<>:寛永寺住職。(略歴は寛永寺#組織を参照)
  • 木下寂元(-1970?)<>:1969年頃。
  • 千葉照源()<1970->:群馬県出身。1907年(明治40年)3月27日生。大正大学卒。1933年(昭和8年)高崎薬王寺住職。宗会議員。1969年(昭和44年)天台宗社会部長。延暦寺教王院住職。1970年(昭和45年)宗務総長就任。1977年(昭和52年)戸津説法説法師。1998年(平成10年)4月6日死去。91歳。
  • 奥野覚応(-1979)<-1973?>:1979年(昭和54年)死去。
  • 神原玄祐(1894-1995)<1973?-1977>:宗務総長。三千院門跡門主60世。大興善寺住職96世。(略歴は三千院#組織を参照)
  • 古市義秀(1896-1985)<>:天台真盛宗管長・西教寺貫首。(略歴は西教寺#組織を参照)
  • 中里徳海()<1977->:1977年(昭和52年)宗務総長就任。
  • 江田広典()<>:1989年頃。川越長徳寺住職。
  • 多紀穎信(-2006)<>:1991年頃。浄蓮華院住職。2006年(平成18年)8月28日死去。
  • 杉谷義純()<>(1942-)<1993-1997>:妙法院門跡52世。(略歴は妙法院#組織を参照)
  • 藤光賢(1932-)<1997-2001>:曼殊院門跡。自坊は佐賀金乗院。(略歴は曼殊院#組織を参照)
  • 西郊良光(1941-)<2001-2005>:1941年(昭和16年)生。福島県出身。大正大学仏教学部仏教学科卒業。大正大学大学院博士課程修了。横浜円満寺住職。2001年(平成13年)宗務総長。2017年(平成29年)戸津説法説法師。
  • 浜中光礼(-2013)<2005-2009>:1985年(昭和60年)金剛輪寺住職。宗会議員。2005年(平成17年)12月、宗務総長。2013年(平成25年)7月28日死去。74歳。
  • 阿純孝(1937-)<2009-2013>:東京出身。1937年(昭和12年)生。早稲田大学文学部東洋哲学科卒。同大学院修了。円融寺住職。千妙寺灌室貫主。2009年(平成21年)12月、宗務総長就任。任期満了を前に2013年(平成25年)9月27日辞任。
  • 木ノ下寂俊(1947-)<2013-2017>:京都・方広寺住職。2013年(平成25年)宗務総長就任。任期満了を前に2017年(平成29年)1月28日辞任。
  • 杜多道雄()<2017-2020>:慶應義塾大学卒。2009年(平成21年)参務。2017年(平成29年)3月14日、宗務総長。任期途中で2020年(令和2年)10月2日に辞任。自坊は東京大泉寺。新成会推薦。
  • 阿部昌宏()<2020->:

勧学院院長

  • 山口光円
  • 二宮守人
  • 大久保良順
  • 中山玄雄
  • 雲井昭善
  • 山田恵諦
  • 菅原信海
  • 一島正真

一隅運動総本部長

  • 秋吉文隆()<>:2007頃
  • 福恵善高()<>:2010頃
  • 中里徳海()<>:2014頃
  • 横山照泰()<>:2015頃
  • 森定慈仁()<>:

経歴法階

  • 探題:首席探題が天台座主となる。
  • 已講:
  • 擬講:
  • 望擬講:

資料

  • 『皇朝天台史略 巻之下』[1]:近代資料。目次[2]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%A4%A9%E5%8F%B0%E5%AE%97%E5%BB%B6%E6%9A%A6%E5%AF%BA%E6%B4%BE」より作成

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