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太宰府・安楽寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年11月30日 (月)

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安楽寺(あんらくじ)は、大宰府郊外にあった天台宗寺院。太宰府天満宮の神宮寺。廃絶。福岡県太宰府市。(参考:同名寺院安楽寺

天満宮創建以前からあったかどうかについては議論がある。戦乱で衰退し、江戸時代初頭にはほとんど廃絶した状態だった。

目次

組織

  • 五別当
    • 大鳥居:延寿王院と号す。
    • 小鳥居
    • 御供屋
    • 執行坊
    • 浦坊
  • 宮師
    • 満盛院
    • 検校坊:味酒安行の子孫。
    • 勾当坊
  • 三綱
    • 上座坊
    • 寺主坊
    • 都維那坊
  • 文人
    • 小野伊勢
    • 小野加賀
    • 小野但馬
  • 衆徒:原山衆とも呼ばれ、太宰府・無量寺に由来するという。
    • 華台坊
    • 六度寺
    • 安祥寺
    • 十境坊
    • 真寂坊
    • 石築地坊
    • 寂門坊
    • 明星坊
    • 常修坊

中世の塔頭

  • 遍知院
  • 菩薩院
  • 往生院
  • 浄妙院
  • 喜多院
  • 理趣院
  • 安養院
  • 満願院
  • 満善院
  • 宝塔院
  • 御願塔院

歴代

安楽寺別当

安楽寺別当。菅原氏から選ばれた。のち現地に赴任しなくなり、留守別当の大鳥居家と小鳥居家が実務を担った。

  • 1平忠()<947->:菅原道真の孫
  • 2鎮延()<959->:太政官符により任命。
  • 3遍日()<>:
  • 4松寿()<>:
  • 5祥全()<>:
  • 6元真
  • 7安果
  • 8聖豪
  • 9任算
  • 10増守
  • 11安円
  • 12基円
  • 13定快
  • 14信永
  • 15俊源
  • 16俊永
  • 17聖教
  • 18善昇
  • 19慶宗
  • 20全珍
  • 21安能()<1167->:源平合戦で平氏につく。平頼盛が太宰府在任中に任命されている。福原に別荘を持っていた。
  • 22良雲
  • 23珍永
  • 24定円
  • 25長円
  • 26義慶
  • 27長快
  • 28長宗
  • 29公祥
  • 30定信
  • 31長済
  • 32長照
  • 33業覚
  • 34長玄
  • 35慶円
  • 36経円

(竹内秀雄『北野天満宮』)

(安楽寺別当次第[1]

大鳥居家

留守職を世襲。現在の西高辻家。菅原氏。筑後水田に屋敷。妻帯を停止した1743年以降、高辻家などから養子を迎える。明治になり西高辻を名乗る。家老職として角大鳥居家があり水田天満宮の神職だった。

  • 1信貞()<>:菅原善昇。菅原道真の9世孫という。留守居各家の祖。
  • 2信昇()<>:信貞の子。弟の信実と信円が小鳥居家と浦坊家の祖。信証。
  • 3信寛()<>:
  • 4信曜()<>:
  • 5信快()<>:
  • 6信暁()<>:
  • 7信寿()<>:早世。
  • 8信高()<-1360->:養子。四寺信経の子。
  • 9信弁()<>:
  • 10信永()<>:
  • 11信顕()<>:
  • 12信快()<>:
  • 13信〓()<>:
  • 信岡()<>:
  • 信渠()<>:
  • 信寛(1553-1600)<>:豊臣秀吉の九州攻めに際して祈祷する。1600/8/23死去。
  • 18信岩(1572-)<1588-1628>:水田に隠棲。
  • 19信助(1604-1721)<1628->:
  • 20信兼(-1716)<>:
  • 21信仙()<>:
  • 22信恭()<>:
  • 23信貫()<>:1743年、清僧となる。1754年、延寿王院の号
  • 24信賢()<>:養子。高辻家長の子。
  • 25信廉()<>:養子。桑原忠長(高辻家長の子)の子。
  • 26信観(-1857)<>:養子。左大臣二条治孝の子。
  • 27信全(-1868)<>:養子。梅小路定肖の子。
  • 西高辻信厳()<>:養子。高辻以長の子。
  • 西高辻信雅()<>:

小鳥居家

  • 信元
  • 信慶
  • 信尊
  • 信重
  • 信会
  • 信純
  • 41信員:太宰府天満宮権宮司。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E5%BA%9C%E3%83%BB%E5%AE%89%E6%A5%BD%E5%AF%BA」より作成

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