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安須森御嶽

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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安須森御嶽(あすもり・うたき、アシムイ・ウタキ)は沖縄県国頭郡国頭村辺戸にある御嶽。琉球開闢九御嶽の一つ。琉球の創世神アマミキョが天降りして最初に祭った御嶽とされる。宜野久瀬嶽、アオイの御嶽、チザラ嶽などの総称。辺戸御嶽黄金森(フガニムイ)ともいう。

境内

岩肌をむき出しにした四つの峰とその周辺から成る。南からシヌクシ嶽、アフリ嶽、チザラ嶽(シチャラ嶽)、イヘヤ嶽の四峰が並ぶ。南の3峰は鞍部でつながり、イヘヤ嶽はやや独立しているような印象を受ける。数多くのオモロで古くから歌われてきた。

  • 登拝道:参道入口を入ってしばらく登ったところに二つの拝所がある。由緒は不詳だが近年のものという。「黄金山」という石碑がある。登拝道の途中に「阿摩美久」と刻んだ碑が近年置かれたがここも拝所になった。
  • 宜野久瀬嶽(ぎのくせだけ、シヌクシタキ):シヌクシ嶽の山頂直下の巨岩の左右に一対の洞窟があり、『琉球国由来記』にある宜野久瀬嶽とされる。神名は「カネツ御イベ」という。黄金洞(フガニガマ)とも呼ばれる。
  • アオイの御嶽:アフリ嶽の頂上近くにある御嶽。『琉球国由来記』にあるアオイの御嶽という。神名は「カンナカナノ御イベ」。ただし登拝道は現在失われているという。アフリ嶽の裾野にある辺戸集落の小高い森があり、ウガミと呼ばれ、集落の拝所となっている。辺戸公民館の南西の丘陵にある。
  • チザラ嶽(シチャラ嶽):神名は「スデル御イベ」。
  • アフリ川(大川?):古くはこの麓を流れるアフリ川から、国王と聞得大君のための若水を汲んだ。国家祭祀の対象となった。
  • 義本王陵:麓にある。

(『沖縄の聖地―拝所と御願』)

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