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越前・西応寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年6月5日 (月)
(専西寺から転送)
西応寺は福井県大野市今井(越前国大野郡)にある浄土真宗寺院。元は高田門徒(真宗高田派)の有力寺院の専西寺であり、戦国時代、専修寺継承争いで真智を擁立した越前四大寺(専光寺・西光寺・専西寺・勝鬘寺)の一つだったが、現在は真宗仏光寺派。
「佐塚ノ専性」の系譜を引くという。戦国時代には「大野郡中交」(福井県大野市中挟か)にあった。 天正末に熊坂専修寺が没落。多くの寺院が伊勢専修寺に帰参する中、専西寺はこれに従わなかった。熊坂専修寺の後継として建てられた畠中専修寺を支持し、大野町に移転。 1663年に畠中専修寺が破却されると、専西寺も寺地を没収され、友兼専福寺(専修寺末)の支配下に入ったが、1672年、仏光寺末に転派し、現在地に移転。寺号を改めた。 (『日本歴史地名大系』)