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小峰陸軍埋葬地
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2016年5月8日 (日)
小峰陸軍埋葬地(おみね・りくぐんまいそうち)は、熊本県熊本市中央区黒髪にある西南戦争の政府軍戦没者642柱を葬る陸軍墓地。小峯陸軍埋葬地。(『西南の役』では「小峯官軍墓地」とするが『軍都の慰霊空間』掲載の「旧陸軍基地調査表」などから「小峰陸軍埋葬地」とする方が適切と思われる)
1877年(明治10年)2月の開戦から熊本鎮台の戦死者が葬られた。内訳は第十三連隊長の与倉知実中佐ら将校39人、警視隊71人などと言われるが詳細不明。1954年(昭和29年)に整理を行い、墓碑を埋めてコンクリートで固めて土台として、高さ7mの忠霊塔を建立した。
参考文献
- 高野和人編1990『靖國神社忠魂史 西南の役』青潮社
- 原田敬一1998「「万骨枯る」空間の形成 陸軍墓地の制度と実態を中心に」『佛教大学文学部論集』82
- 本康宏史2002『軍都の慰霊空間』吉川弘文館