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山城・大念寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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大念寺(だいねんじ)は京都府乙訓郡大山崎町(山城国乙訓郡)にある浄土宗寺院。証空の念持仏の阿弥陀如来立像が伝わる。袋中旧跡。大念堂。山号は見仏山。(参考:同名寺院大念寺_(同名))
歴史
1555年(弘治1年)、知恩院27世徳誉光然(?-1555)が創建。開基は井尻長助。正親町天皇の勅願寺となった。 琉球から帰国した袋中が1608年(慶長13年)に滞在し、大念寺で『琉球神道記』を完成させたという。 1864年(元治1年)、禁門の変で焼失。1878年(明治11年)、廃絶した西観音寺閻魔堂を移築して再建。
証空念持仏の阿弥陀像は納入品から1243年(寛元1年)に真正極楽寺本尊を模して作ったものと分かった。三鈷寺にあったが、大念寺末の浄土院に移され、浄土院の廃絶で、大念寺に移された。
(『日本歴史地名大系』『山崎・水無瀬―懐古と巡歴』)