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山城・最福寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年7月23日 (金)
(版間での差分)
2021年7月23日 (金) 時点における最新版
最福寺(さいふくじ)は京都西郊(京都府京都市西京区松室地家町)にあった天台宗寺院。本尊は阿弥陀如来。廃絶。谷が堂、谷の堂と呼ばれた。現在、延朗堂という小堂が残る。松尾大社関連旧跡。(参考:同名寺院最福寺)
歴史
園城寺僧の延朗が1176年に創建。法華山寺と並び周辺で屈指の大寺院となったが、戦乱でたびたび焼失。応仁の乱で大きな被害を受け、元亀・天正の戦乱で廃絶した。 延朗の法華経講義を聴くために松尾明神が座ったという石がある。 江戸時代、跡地に京都・華厳寺が建てられた。本尊は嵯峨正定院に移されたという。 (『日本歴史地名大系』)