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島原護国神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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2024年3月25日 (月) 時点における版

島原護国神社(しまばら・ごこく・じんじゃ)は、長崎県島原市にある招魂社霊丘神社に隣接。官祭招魂社島原招魂社

目次

祭神

官祭祭神

靖国神社誌では4柱とする[1]が以下の4人と考えられる

  • 磯野波蔵員定():24歳。
  • 小沢文十郎定明():22歳。
  • 木下鉄之助重賢():19歳。
  • 高槻徳之進元彰():23歳。

歴史

  • 明治1年9月10日:磯野波蔵、小沢文十郎、木下鉄之助の3人が戦死[2][3][4]
  • 明治1年9月28日:高槻徳之進、戦死[5][6][7]
  • 明治1年12月4日:島原藩主松平忠和、戦死者4人の遺族に香料として10両ずつ与え、本光寺住職に依頼して法名を賜う。[8]
  • 明治1年12月5日:本光寺で回向することを達する[9]
  • 明治1年12月8日:本光寺で回向。本光寺典座に供養料として金100両を、本光寺執事に墓碑建設料25両を下賜。[10]
  • 明治2年1月9日:島原藩から軍務御役所に戦死者4人を報告。2月28日にも報告。[11]
  • 明治2年3月10日:本光寺南小山に戦死者の墓碑を建立。遺族や藩士ら1000人が参列[12]。(『長崎県案内』では明治2年9月:島原藩主松平忠和、戊辰戦争戦死者の遺髪遺品を本光寺に埋納して墓碑を建立し祭典を執行したとある[13]
  • 明治2年7月15日:本光寺で戦死者施餓鬼会を営む[14]
  • 明治2年10月10日:本光寺で一周忌。尊王派と佐幕派を融和するため、本光寺住職の発案で藩親会を設立し、春秋に開催し昭和20年まで続いた。[15]
  • 明治3年3月:御宮山(権現山)に招魂場を定めて、祠を建てることを決定[16]。(『島原半島史』では「招魂社を御宮山に作った」[17][18]とあるが計画だけか)
  • 明治4年3月14日:招魂場建立の趣意と「手続書」を発表。30間四方の松林を切り開き、桜の木を植え、道を開き、松平家三代の廟と義士の墓碑を設けるとした。また内海を埋めて祭田と練兵場を設けて春秋に大祭を営む祭場とするとした。[19]
  • 明治4年3月21日:着工[20]
  • 明治5年5月6日:墓碑と神祠が完成し、鎮座祭[21]。(『長崎県案内 昭和9年』では明治2年9月島原藩主松平忠和が現在地に墓碑を移転して社殿建立を計画したが廃藩置県で頓挫し、自邸内の稲荷社に合祀、明治9年2月、内務省が社殿建設許可。経費の都合で遅延。明治16年5月、社殿と墓碑を建立とある[22]
  • 明治7年7月3日:国へ官費支給の申請[23]
  • 明治8年6月3日:官費支給の認可[24]
  • 明治8年10月13日:「招魂社」と称する[25]
  • 明治33年5月6日:尾崎靖、保母健、伊藤益荒を合祀[26]
  • 明治35年9月15日:貯金通帳紛失公告[27]
  • 大正5年2月:釧雲泉墓碑(雲泉山人墓銘)の複製?を建立
  • 昭和31年4月:高浜虚子歌碑建立
  • 昭和35年3月31日:島原城跡に殉国慰霊堂を建立し、島原護国神社の祭神を移したという[28]
  • 昭和57年7月:「奥羽戦役殉難之碑」建立(銘文)

画像

資料

  • 片山秀賢1968「島原藩奥羽戦争次第」[29]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E8%AD%B7%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

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