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常栄寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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常栄寺(じょうえいじ)は、山口県山口市にある毛利元就の嫡子毛利隆元の菩提寺となった臨済宗寺院。臨済宗東福寺派。香山常栄寺。
本尊は千手千眼観音。毛利元就が、変死した毛利隆元の菩提寺として安芸吉田郡山城内に、竺雲恵心(東福寺第213世。仏智大昭国師)を招いて創建。現在も吉田郡山城跡には常栄寺跡地や毛利隆元の墓地がある。
1564年(永禄7年)、毛利家が山口に移転すると、付き従って移転し、山口にあった大内氏菩提寺の周防・国清寺に合併した。幕末、藩庁の山口移転に伴い、洞春寺が山口に移転してくると、寺地を洞春寺に明け渡して、妙寿寺の地に移転した。妙寿寺は廃絶となった。現在地である妙寿寺旧地は、元は妙喜寺という大内氏の寺院だった。その妙喜寺時代には雪舟が訪れて、庭園を築造している 1926年(昭和1年)、火災により本堂、庫裏、書院、雪舟堂を焼失。のち再建した。毘沙門堂がある。
組織
常栄僧堂歴代師家
- 関雄峰 ()<1942-1948>:1942年(昭和17年)から1948年(昭和23年)まで常栄僧堂師家。
- 臼井荊道()<1948-1949>:1948年(昭和23年)から1949年(昭和24年)まで常栄僧堂師家。
- 安田天山()<1952-1978>:1952年(昭和27年)から1978年(昭和53年)まで常栄僧堂師家。
- 安田周山()<1978-2008>:1978年(昭和53年)から2008年(平成20年)まで常栄僧堂師家。
- 「常栄寺差図」[1]