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平野信仰

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2011年10月13日 (木)

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平野信仰
ひらの しんこう

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左:京都平野神社  右:京都平野神社

概要

平野信仰(ひらの しんこう)は京都平野神社祭神に対する信仰である。 平野神社は、今木神、久度神、古開神および比売神を祭神とする神社で、なかでも今木神が主祭神とされる。皇太子の守護神と位置付けられる。また一説には仁徳天皇を祭神とするといい、中世・近世にはこの説が一般的だったようである。また延喜式に平野御竈とあり、竈神との説もある。 今木神、久度神、古開神はもともと大和国に鎮座していた神社であり、今木神の元の鎮座地は不明で諸説あるが平城京の田村後宮内に遷座した。久度神については、現在も元宮として久度神社が残っている。一説によると、平安遷都に先立つ長岡京遷都においても遷座されて、現在の樫本神社の地に祭られたとの伝承もある。 仁徳天皇祭神説に基づく神社としては、大阪難波神社は、仁徳天皇を平野大明神として祀っていた。また大津平野神社は大津京の守護神として平野神社を祀ったものという。 詳しくは平野神社も参照。

系譜

  • 京都平野神社:本社。
  • 久度神社:京都平野神社の元宮の一つ。現在、京都平野神社の分霊を祀る。
  • 田村後宮今木神:京都平野神社の元宮の一つ。詳細不明。
  • 樫本神社:京都平野神社の長岡京での鎮座地という説がある。仁徳天皇を祭神とする。
  • 仁徳天皇祭神説に基づく神社。仁徳天皇旧跡も参照。
    • 難波神社:反正天皇多治比柴垣宮の守護神か。のち現在地に遷座という。平野神社とも称した。
    • 大津平野神社:京都平野神社の分社。大津京の守護神という。京都平野神社と同じく西洞院家が庇護した。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8E%E4%BF%A1%E4%BB%B0」より作成

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