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広島東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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広島東照宮(ひろしま・とうしょうぐう)は、広島県広島市東区にある、広島藩建立の東照宮。祭神は徳川家康。村社。
歴史
広島城の東北の二葉山の麓にある。 浅野家4代の藩主浅野光晟が創建。光晟は、家康の外孫に当たる。 岡山東照宮鎮座に刺激され、1646年に起工し翌年竣工。 家康の三十三回忌の1648年に御神体の遷宮式を行い鎮座した。 別当として天台宗松栄寺(本尊は阿弥陀如来)があった。
1666年の家康50年祭から50年毎に大祭が行われている。「通り御祭礼」という盛大な神輿行列が行われた。 社領300石。
1871年の廃藩置県で浅野家は東京に移住。神霊も浅野家の東京邸に遷座した。代わりに地主神の尾長大神を祀った。 また神仏分離で松栄寺および隣の教禅寺は廃絶した。
1874年11月、塩屋町の織田庫助が鎮座時の神像を御神体として「復社」を請願。 翌年2月、教部省が許可し、4月に村社に列した。
1945年8月6日、広島原爆で本殿・中門・瑞垣・拝殿が焼失。本地堂・唐門・翼廊・手水舎・御供所・脇門、神輿(鳳輦)は現存。 1965年4月、350年祭記念に現在の社殿を再建した。 境内には金光稲荷神社、祖霊社、本地堂、御産稲荷、原爆慰霊碑がある。 かつては広島市中区の広瀬神社を御旅所としていた。
(由緒書、『日本歴史地名大系』、『広島県史』[1])