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延暦寺赤山禅院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
延暦寺赤山禅院
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[[file:Kokudo0316.jpg|thumb|300px|赤山禅院(国土地理院空中写真より)]] '''赤山禅院'''は京都府京都市左京区修学院開根坊町にある[[天台宗]]寺院。祭神は[[赤山明神]]。[[天台宗延暦寺派]]。実質的に神社だが、僧侶が管理するという面では寺院といえる。[[延暦寺]]の鎮守社。東塔西谷に属した。[[比叡山]]も参照。'''赤山明神社'''。'''赤山大明神'''。'''赤山権現'''。 ==歴史== [[file:Kokudo0094.jpg|thumb|300px|八瀬~修学院~一乗寺地域(国土地理院空中写真より)]] [[円仁]]が入唐中、登州の[[赤山法華院]]で[[泰山府君]](赤山明神)を感得。日本に祀ることを発願。 [[円珍]]がもたらした[[新羅明神]]と同一神ともいう。 864年(貞観6年)、[[安慧]]が遺志を受け継ぎ西坂本に祀った。868年(貞観10年)、[[清和天皇]]が社殿を建て正四位の[[神階]]を贈った(赤山禅院略縁起)。 888年(仁和4年)にこの地に遷座した。 吾妻鏡によると1217年(建保5年)7月25日、前陰陽博士道昌が[[後鳥羽上皇]]の病気平癒祈願のため赤山社で泰山府君祭を執行。翌日平癒したという。 1261年(弘長1年)、延暦寺の請願で赤山権現祭を官祭として行うことになる。 [[後水尾上皇]]、修学院離宮御幸に際して社殿造営か。 [[霊元上皇]]、修学院離宮御幸に際して7回参詣。 [[光格上皇]]、修学院離宮御幸に際して10回参詣。 1885年(明治18年)延暦寺管轄となる。 ==伽藍== *不動堂:明治に廃絶した[[雲母寺]]本堂 *地蔵堂:[[地蔵菩薩]]は赤山明神の本地仏。 *弁財天: *福禄寿殿: *相生社: *赤山の香水 *新羅明神社:924年(延長2年)2月創建(園城寺伝記)。 東塔北谷に赤山明神影向石がある。 *金炳坤2015「張保皐の赤山法華院と円仁の赤山禅院」[http://doi.org/10.15054/00000319] [[category:京都府]]
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