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延暦寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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延暦寺(えんりゃくじ)は、滋賀県大津市の比叡山にある、日本天台宗の本山寺院。本尊は薬師如来。天台宗延暦寺派の総本山。平安京の鎮護の寺とされ、古代の官寺二十五寺・四大寺の一つでもある。多くの宗派の開祖が修行するなど、日本仏教を最も代表する寺院の一つ。元号寺。三塔と呼ばれる東塔、西塔、横川の三地区から構成され、多くの伽藍や塔頭がある。六所宝塔のうち、二つがある。塔頭を発祥とする妙法院門跡、三千院門跡、青蓮院門跡の比叡山三門跡がある。東塔には根本中堂、戒壇院、最澄の墓所の浄土院がある。麓の坂本には里坊が並ぶ。鎮守は日吉大社。最澄が桓武天皇の帰依を得て創建。中世には多くの僧兵を擁して巨大な軍事勢力として恐れられた。織田信長の焼き討ちで壊滅的被害を受けたが復興した。法華経信仰の聖地であり、密教、律、禅、浄土教、修験道ゆかりの聖地でもある。皇室との関わりが深く、御修法大法などが行われている。住職を天台座主と呼び、現代の宗教界でも大きな権威を持つ。比叡山の項目も参照。北嶺。
目次 |
組織
住職
天台座主
首楞厳院検校
延暦寺横川中堂#組織を参照
無動寺検校
無動寺#組織を参照