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徳大寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年6月7日 (日)
寛永年間に慈光院日遣が創建。東京上野のいわゆる「アメ横」に所在し、「下谷摩利支天」と呼ばれる。 摩利支天が祀られたのは宝永5年9月。『摩利支天略縁起』によると、摩利支天像は聖徳太子の作で、 京都本法寺の成遠院日達が、法華経寺55世として輪番のため東国に下るときに降臨。東方弘通の守護を願い、帰京のときに当寺に留め置いたのが始まりとされる。 伽藍は関東大震災で焼失。昭和15年11月に復興したが、東京大空襲で再び焼失した。戦後、昭和39年11月再建された。権現造の本堂には、摩利支天を中央に、むかって左に日蓮、右に鬼子母神が祀られている。