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慶宝寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
慶宝寺
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'''慶宝寺'''は伊勢国度会郡(三重県伊勢市岡本)にあった[[神宮祭主]]創建の真言宗寺院。豊臣秀吉ゆかりの寺院。廃絶。[[伊勢神宮関連旧跡]] == 歴史 == 神宮祭主の大中臣輔親が創建したと言われ、もと'''釈尊寺'''と称し、一之木町越坂にあった。 天正年間、[[豊臣秀吉]]が母の病気平癒祈願のため、両宮に一万石ずつ寄進したので、内宮側では[[伊勢明王院|不動堂]]の拡張に使ったのに対して、外宮側では豊臣家の御師上部貞永を通じて前野町に当時荒廃していた釈尊寺の本尊を遷座して寺院を建立。慶宝寺と称した。寛文の大火以後、岡本町向山に移った。 [[稲荷信仰]]を広めたことで知られる[[愛染寺]]([[伏見稲荷大社]]本願所)初代住職の天阿(1599-1674)が兼帯したらしい(『稲荷講志』)。外宮の豊受大神=稲荷神ということだろうか?? 明治2年正月に還俗して廃絶。 ==参考文献== *『宇治山田市史』 *『神宮典略』「釈尊寺」[https://dl.ndl.go.jp/pid/1215170/1/332] [[category:三重県]]
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