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摂津・大覚寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年2月11日 (土)
大覚寺(だいかくじ)は、兵庫県尼崎市にある南都仏教の寺院。本尊は、千手十一面観音菩薩。中世尼崎の中心的寺院。叡尊旧跡。将軍足利義詮が滞在している。律宗唐招提寺派別格本山。(参考:同名寺院大覚寺 (同名))
歴史
寺伝では日羅が創建した剣尾山の月峰寺を遥拝する灯炉堂を起源とするが、実際には東大寺戒壇院を中興した円照の弟子の琳海が建治元年(1275)に創建した。ただ中世の尼崎に灯炉堂があったのは確かで、同年に叡尊が訪れている。1359年、将軍足利義詮が南朝を攻撃するために本陣とした。中世尼崎の中心的寺院として発展した。戦国時代には衰退し、江戸時代に現在地に移転した。