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敬神博愛教
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
敬神博愛教
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フランス総裁政府時代に起こった理神論の一派。ヴォルテールやルソーの影響を受けている。シュマン・デュポンテス(1761-?)が創設者。ルソーの影響を受け、神の存在と魂の不滅を信じ、「神の人間の友」であることを誇ったという。総裁政府の人員にメンバーがいたことからパリ市内の教会を借りることができ集会に利用した。共和暦10年葡萄月17日(1801年10月21日)にジャコバン派のシンパと疑われて教会の使用が禁止され、まもなく姿を消した。 *ノートルダム大聖堂:理性の神殿 *サンテチェンヌデュモン教会:孝心神殿:フランス革命に伴い、1793年に閉鎖され、1795年に敬神博愛教の教会となる。1803年に教会に戻る。 *サンチェスタッシュ教会:農業神殿:1797年から1802年まで敬神博愛教に貸与された。 *サンニコラデシャン教会:聖歌教会:1793年に閉鎖され、敬神博愛教の教会となるが、1802年にキリスト教会に復帰する。 *サン・シュルピス教会:勝利の神殿:1793年に敬神博愛教の教会となった。 参考文献 *P.クールティヨン著、金柿宏典訳注「パリ 誕生から現代まで18」[http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu844/home2/Ronso/Jinbun/L39-1/L3901_0239.pdf]
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