出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(
差分)
←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
日雄寺(ひのおでら)は大和国吉野郡吉野山にあったとされる古代寺院。本尊は五智如来。
歴史
吉野に隠棲した大海人皇子(天武天皇)の日雄離宮が前身で、役小角高弟の角乗が創建したという。これは桜本坊と共通する由緒である。
室町時代に焼失して廃絶した。
吉野・大日寺本尊の五智如来は日雄寺の旧本尊と伝える。日雄山大日寺は日雄寺の跡地付近に建てられたとされる。
平安時代の五智如来像が五体とも揃って現存するのは全国でも希少という。