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月待信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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'''月待'''は月の満ち欠けに伴い、月の出を待ち、月を祀る信仰。[[日待]]も参照。 | '''月待'''は月の満ち欠けに伴い、月の出を待ち、月を祀る信仰。[[日待]]も参照。 | ||
- | 祭神・本尊は様々で、[[勢至菩薩]]、[[月光菩薩]]、[[月天子]]、[[月読尊]]など。 | + | 祭神・本尊は様々で、[[勢至菩薩]]、[[阿弥陀三尊]]、[[観音菩薩]]、[[月光菩薩]]、[[月天子]]、[[月読尊]]など。 |
起源は不詳。三日月待・十六夜待・十七夜待・十九夜待・二十二夜待・二十三夜待・二十六夜待などがあったが、特に二十三夜待が盛んだった。 | 起源は不詳。三日月待・十六夜待・十七夜待・十九夜待・二十二夜待・二十三夜待・二十六夜待などがあったが、特に二十三夜待が盛んだった。 | ||
+ | ==信仰== | ||
+ | ===十九夜待=== | ||
+ | 観音菩薩を祀ることが多かった。 | ||
- | ==二十三夜待== | + | ===二十三夜待=== |
1月、5月、9月が重視された。 | 1月、5月、9月が重視された。 | ||
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祭事は二十三夜待、二十三夜講、三夜供養、三夜様とも呼ばれた。 | 祭事は二十三夜待、二十三夜講、三夜供養、三夜様とも呼ばれた。 | ||
11月23日のものは特に大師講と呼ばれた。 | 11月23日のものは特に大師講と呼ばれた。 | ||
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+ | 二十三夜塔や二十三夜堂が各地に建てられた。ほとんどは小規模なもの。 | ||
+ | *桂岸寺:茨城県水戸市。本尊は勢至菩薩。真言宗豊山派。 | ||
+ | *賢聖院:宮城県仙台市青葉区北目町。本尊は勢至菩薩。天台宗延暦寺派。 | ||
+ | *[[調神社]]:埼玉県さいたま市。 | ||
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2020年4月9日 (木) 時点における版
月待は月の満ち欠けに伴い、月の出を待ち、月を祀る信仰。日待も参照。 祭神・本尊は様々で、勢至菩薩、阿弥陀三尊、観音菩薩、月光菩薩、月天子、月読尊など。 起源は不詳。三日月待・十六夜待・十七夜待・十九夜待・二十二夜待・二十三夜待・二十六夜待などがあったが、特に二十三夜待が盛んだった。
目次 |
信仰
十九夜待
観音菩薩を祀ることが多かった。
二十三夜待
1月、5月、9月が重視された。 祭事は二十三夜待、二十三夜講、三夜供養、三夜様とも呼ばれた。 11月23日のものは特に大師講と呼ばれた。
一覧
二十三夜塔や二十三夜堂が各地に建てられた。ほとんどは小規模なもの。
- 桂岸寺:茨城県水戸市。本尊は勢至菩薩。真言宗豊山派。
- 賢聖院:宮城県仙台市青葉区北目町。本尊は勢至菩薩。天台宗延暦寺派。
- 調神社:埼玉県さいたま市。