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栄山寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
栄山寺
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'''栄山寺'''(えいざんじ)は、奈良県五條市にある[[藤原氏]]ゆかりの[[真言宗]]寺院。本尊は[[薬師如来]]。 [[真言宗豊山派]]。'''前山寺'''。山号は学晶山。 == 歴史 == 養老3年(719)、藤原武智麻呂が創建。武智麻呂が亡くなると子の仲麻呂が父を弔うため八角円堂を建立。[[役小角]]が修行したともいう。貞観8年(866)群盗の被害に遭う延喜3年(903)神鏡が復興。寛治5年(1091)別当実経が復興。南北朝時代には[[南朝]]の[[後村上天皇]]、[[長慶天皇]]、[[後亀山天皇]]の行宮となった。天文23年(1554)、八角円堂を残して伽藍焼失。[[興福寺]]末だったが近世初期に無本寺となり、[[泉涌寺雲龍院]]末を経て元禄16年、[[護国寺]]末となる。 == 伽藍 == *本堂 *八角円堂:本尊は大日如来。 *大日堂:「塔ノ堂」という。 *阿弥陀堂 *[[藤原武智麻呂墓]]:後阿陀墓と称す。 *宇智川磨崖碑 == 子院 == *総持院 *普賢院 *金剛院 *文殊院 *梅室院:唯一現存。 *宝寿院 (日本歴史地名大系、国史大辞典) [[category:奈良県]]
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