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梵天信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | [[仏教]]に取り込まれた[[ | + | '''梵天'''(ぼんてん)は、宇宙の最高原理を神格化した[[ヒンドゥー教]]の神[[ブラフマー]]が[[仏教]]に取り込まれた[[護法神]]。'''梵天王'''、'''大梵天王'''。仏教では、その始まりで重要な役割を与えられている。[[釈迦]]が悟りを開いたとき、教えがあまりにも難解なので世に伝えるのをためらったのを梵天が釈迦に伝道するように告げたとされ、この逸話を'''梵天勧請'''という。同じくヒンドゥー教の神に由来する[[帝釈天]]と対にされ、釈迦の脇侍にされることがある。日本では造像の例は少なく、本尊とする寺社もほとんどない。[[日蓮宗]]では[[曼荼羅本尊]]の一尊として書かれる。 |
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2015年11月16日 (月) 時点における版
梵天信仰 |
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概要
梵天(ぼんてん)は、宇宙の最高原理を神格化したヒンドゥー教の神ブラフマーが仏教に取り込まれた護法神。梵天王、大梵天王。仏教では、その始まりで重要な役割を与えられている。釈迦が悟りを開いたとき、教えがあまりにも難解なので世に伝えるのをためらったのを梵天が釈迦に伝道するように告げたとされ、この逸話を梵天勧請という。同じくヒンドゥー教の神に由来する帝釈天と対にされ、釈迦の脇侍にされることがある。日本では造像の例は少なく、本尊とする寺社もほとんどない。日蓮宗では曼荼羅本尊の一尊として書かれる。