出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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檀波羅蜜寺(だんはらみつじ)は大阪府泉佐野市中庄にあった古代寺院。廃絶。檀波羅公園となっている。
発掘調査から平安時代末の創建とみられる。
伝承では聖徳太子の創建とも。1234年の史料が初出。
明徳の乱の兵火で焼失し廃絶したといわれるが、その後も史料にみえる。
1694年の史料には臨済宗妙心寺末として名があがる。
旧本尊と伝える熊取町慈照寺の観音菩薩など遺物が周辺に残る。
(『日本歴史地名大系』)