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浄土真宗の人物旧跡

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年12月29日 (土)

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浄土真宗人物旧跡親鸞(1173-1262)。浄土教の人物旧跡浄土宗の人物旧跡

目次

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七高僧

浄土真宗が定める七高僧

初期

  • 西仏(1157-1241):信濃康楽寺創建。墓所不明。
  • 恵信尼(1182-1268):親鸞の妻。新潟県上越市に墓。
  • 玉日姫(生没年不詳):親鸞の妻。非実在説が強い。恵信尼と同一人物という説もある。常陸西念寺、結城市、京都西岸寺玉日姫墓
  • 真仏(1195-1261):高田の真仏とは別人。北条平太郎。常陸真仏寺を創建。同寺に墓所。
  • 蓮位(?-1278):親鸞の弟子。下間氏の祖。源頼政の孫。墓所不明。
  • 唯円(1222-1289) 親鸞の弟子。『歎異抄』著者。河和田の唯円。吉野立興寺に墓。
  • 覚信尼(1224-1283?):親鸞の娘。墓所は高野山熊谷寺
  • 善鸞(?-1292?):親鸞の子。異義を唱えて義絶されたというが、異説もある。相模弘徳寺、大網本廟に墓。
  • 如信(1235-1300):本願寺2世。常陸願入寺を創建。善鸞の子で親鸞の孫。大網本廟(白河常瑞寺旧地)、大子町法龍寺に墓。
  • 覚恵(1239-1307):覚信尼の子で親鸞の孫。青蓮院で出家。如信に師事。墓所不明。
  • 唯善(1266-1317):覚信尼の子で親鸞の孫。最初、仁和寺に入り、のち河和田の唯円に学び、浄土真宗に帰参。覚恵・覚如らと本願寺の継承を巡り対立。親鸞の影像を奉じて鎌倉に逃亡したという。墓所不明。

二十四輩

二十四輩は覚如が定めたと伝えるが不詳。関東の門徒が多い。詳しくは二十四輩を参照。

  • 第01番 性信房(1187-1275):横曽根門徒の祖。横曽根報恩寺を創建。教行信証草稿本を伝えた。最初は法然に師事した。鹿島神宮の大中臣氏出身。
  • 第02番 真仏房(1209-1258):高田門徒の祖。
  • 第03番 順信房(生没年不詳):鹿島門徒の祖。大中臣氏。鹿島神宮神職の片岡信親の子?
  • 第04番 乗念房(生没年不詳):順信の弟で上野国片岡郡の城主片岡親綱。領海。乗然房とも。
  • 第05番 信楽房(生没年不詳):弘徳寺を創建。俗名は相馬義清。
  • 第06番 成然房(1178-1265):猿島門徒の祖。俗名は中村行実。親鸞のいとこ?
  • 第07番 西念房(1184-1291):能信。
  • 第08番 証性房(性証房)(生没年不詳):鎌倉幕府御家人の畠山重忠の子の重秀という。犬飼の証性。元は明恵に師事し、恵空と名乗ったともいう。
  • 第09番 善性房(生没年不詳):後鳥羽天皇皇子の正懐親王。周観大覚。鸞英。磯部六寺の祖。
  • 第10番 是信房(生没年不詳):東北布教の先駆者とされる。
  • 第11番 無為信房(無為子房)(1186-1264):俗名は武田信勝。
  • 第12番 善念房(生没年不詳):三浦実忠の子の義重。建保4年(1216)、鹿島神宮参詣の帰りに桜川を渡れず困っていた親鸞を背負って渡したという。あるいは佐竹氏系の領主の南酒出義茂という(善徳寺の伝)。
  • 第13番 信願房(生没年不詳):法心、了海
  • 第14番 定信房(?-1272):元は園城寺僧で堯範といった。
  • 第15番 入西房(1186-1245):日野頼秋。建暦2年(1212)、一夜の宿を請う僧が訪れたがそれが親鸞だったという。
  • 第16番 穴沢の入信房(生没年不詳):
  • 第17番 念信房(生没年不詳):蓮慶?
  • 第18番 八田の入信房(生没年不詳):八田知朝
  • 第19番 明法房(1184-1251):弁円。円善。証信。聖護院末の修験僧だった。藤原忠通の曾孫(明円寺の伝)とも、あるいは平宗盛次男の平能宗(法専寺の伝)ともいう。
  • 第20番 慈善房(生没年不詳):
  • 第21番 唯仏房(生没年不詳):藤原頼貞が貞応元年(1222)に出家。
  • 第22番 外森の唯信房(1200-1284):八田知家の子の義治という
  • 第23番 幡谷の唯信房(生没年不詳):元は常陸国橘村幡谷(小美玉市)の城主の幡谷信勝。建保4年(1216)、念持仏の観音像が夢告して親鸞に会うように言った。ただちに親鸞を城内に招き入れ帰依した。あるいは御家人佐々木高綱の子の佐々木高重という(覚念寺の伝)。
  • 第24番 唯円房(生没年不詳):鳥喰の唯円。西光寺伝では橋本綱宗(1173-1255)といい、武蔵国猶山の城主だったが子を亡くし、城を弟に譲り、薬師如来を奉じて諸国行脚。鳥喰で空き家で一晩を過ごした時に薬師如来が光明を放ち稲田に行くことを命じた。そこで親鸞に帰依したという。本泉寺伝では、鳥喰朝業(1193-1303)と言い、安貞元年(1227)に親鸞に帰依。のち如信、覚如の後見役を務めたという。

六老僧

荒木門徒系の高僧。通常は了源までの6人とするが、明空の代わりに専海を入れることもある。

鎌倉時代

  • 善俊(1214-1282):後鳥羽天皇皇子とも皇孫ともいう。飛騨に照蓮寺を創建。嘉念坊。堀端・照蓮寺に墓所。火葬場跡もある。
  • 信念(1219-1286):順徳天皇皇子。彦成王、成尊、善空房。佐渡に西三川陵墓参考地がある。
  • 顕智(1226-1310):真仏に師事。専修寺3世。専修寺、如来寺太子寺に墓がある。鈴鹿で忽然と姿を消す。忌日法要にはオンナイ念仏が行われる。
  • 浄如(1236-1311):証誠寺。後二条天皇から勅願寺を得る。善鸞の子とも、如信の子ともいう。

室町時代

  • 円善:和田門徒の祖。
  • 愚咄:瓜生津門徒の祖。
  • 覚如(1270-1351):本願寺の事実上の設立者。本願寺3世。覚恵の子。西山別院に墓所(覚祖廟)。
  • 道祐(?-1345):足利義氏の子。堺真宗寺を開く。覚如の弟子。墓所不明。
  • 乗専(1285-1357):毫摂寺を創建。覚如の弟子。墓所不明。
  • 存覚(1290-1373):覚如の長男。興正寺創建を助ける。父から二度義絶された。墓所不明。
  • 如導(生没年不詳):大町専修寺を創建。大町如導。如道。円善の弟子。存覚に学ぶ。
  • 道性(生没年不詳):証誠寺の開山。如道の弟子。
  • 如覚(生没年不詳):誠照寺開山。道性の子。
  • 源光(生没年不詳):後醍醐天皇皇子。吉野光遍寺を創建。
  • 善如(1333-1389):本願寺4世。親鸞100回忌を営む。本願寺を勅願寺とする。墓所不明。
  • 浄一(生没年不詳):専照寺開山。墓所不明。
  • 慈観(1334-1419):錦織寺の中興、5世。存覚の子。綱厳。墓所不明。
  • 綽如(1350-1393):本願寺5世。井波瑞泉寺を創建。同寺に墓所。忌日法要を杉谷法要と呼ぶ。
  • 蓮如(1415-1499):本願寺8世。慧灯大師。山科、金沢善性寺などに墓。
  • 真慧(1434-1512):専修寺中興。無量寿院(のちの伊勢専修寺)を創建。墓所は専修寺、大津西教寺にある。
  • 経豪(1451-1492):興正寺の開山。仏光寺から独立して本願寺蓮如に帰参。墓所不明。
  • 善鎮(生没年不詳):毫摂寺8世だったが、蓮如に帰参。陽願寺を創建。
  • 蓮誓(1455-1521):蓮如の4男。光教寺を創建。寺跡に墓所。
  • 実如(1458-1525):本願寺9世。蓮如の五男。山科に墓所。
  • 蓮淳(1464-1550):蓮如の6男。顕証寺願証寺を創建。顕証寺に墓所。
  • 蓮秀(1481-1552):経豪の長男。本願寺に帰順。墓所不明。
  • 顕誓 (1499-1570):蓮如の孫。享禄の錯乱に敗れる。墓所不明。
  • 真智(1504-1585):皇族。専修寺11世を争うが破れる。熊坂・専修寺を創建。熊坂に墓所。
  • 顕如(1543-1592):本願寺11世。石山合戦を戦う。西本願寺の確立者。墓所は大谷本廟

近世

  • 教如(1558-1614):東本願寺の設立者。東本願寺12世。墓所は大谷祖廟
  • 准如(1577-1630):西本願寺の設立者。西本願寺12世。墓所は大谷本廟。
  • 恵空(1644-1722):東本願寺大学寮の設立に貢献。
  • 大同(1731-1786):西本願寺の僧侶。真宗律を唱える。筑前学派。
  • 智洞(1736-1805):三業惑乱を起こした。
  • 深励(1749-1817):東本願寺の学僧。近世の教学を大成し、多くの弟子を育てる。
  • 公巌(1757-1821):東本願寺の僧。諸宗を学び異端とされる。
  • 大瀛(1759-1804):

近代

  • 月性(1817-1858):西本願寺の周防妙円寺の勤王僧。
  • 井上円了():
  • 島地黙雷():
  • 今村恵猛():
  • 赤松蓮城():
  • 曽我量深():
  • 清沢満之():
  • 梅原真隆():
  • 大谷光暢():
  • 暁烏敏():
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