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浄橋寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年1月25日 (月)
浄橋寺は兵庫県西宮市生瀬町(摂津国有馬郡)にある証空ゆかりの浄土宗寺院。本尊は阿弥陀如来。西山浄土宗。
歴史
証空が有馬温泉に向かう途中に山賊に出会ったが、山賊を教化した。山賊に教えて、武庫川の橋を架けさせ、その通行税を取って、生活費とすることを教えた。その管理を担う寺として当寺を建てたという。1243年(寛元1年)のことで後嵯峨天皇の勅願寺となった。
江戸時代、天台真言戒律浄土の四宗兼学で三鈷寺末で、明治2年5月26日天台宗となり、引き続き同寺の末寺となった(生瀬村地誌) 明治36年12月3日許可で、浄土宗西山光明寺派山城・光明寺末に転派した(寺院明細帳)
本堂の他、開山堂があり、証空、後嵯峨天皇、後土御門天皇、光格天皇、仁孝天皇、孝明天皇を祀る(寺院明細帳)。
参考文献
- 生瀬村地誌:明治初年
- 寺院明細帳:明治12年。1967『西宮市史7巻』所収
- 高橋慎一朗、2007『浄土宗西山派史話 人と寺院』
- 中西随功監修、2011『証空事典』東京堂出版