浅草寺東照宮

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2023年8月5日 (土)

浅草寺東照宮は東京都台東区浅草の浅草寺にあった東照宮。浅草神社に合祀。沿革には不明な点も多い。

歴史

• 1618年(元和4年)：浅草寺境内に東照宮創建。現在の淡島堂の後方あたりに社殿を建立。浅草寺二天門は元は東照宮の随神門だったという。
• 1635年(寛永12年)：本丸東照宮が浅草寺に遷座したとも。
• 1636年(寛永13年)：御神体を紅葉山東照宮に遷座とも。しかしながら浅草寺の東照宮もそのまま残されて諸大名は引き続き恒例の参拝を行っていたという。
• 1642年(寛永19年)2月：火災で類焼。付属の護摩堂は焼け残った。三社権現に合祀か。
• 1651年(慶安4年)4月6日：再建竣工。
• 明治初年：浅草神社に合祀。

資料

• 上野浅草名所案内[1]
• 東京名所図会[2]
• 南無観世音―金竜山縁起正伝[3]