出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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済恩院(さいおんいん)は、平城京にあった古代寺院。藤原氏の氏寺。『類聚国史』や『諸寺縁起集』によると、延暦11年(792)、藤原清河の邸宅を寺院にしたという。唐招提寺の北隣の斉恩寺天満神社付近にあったとされ、古瓦が出土している。江戸時代前期に廃絶したという。奈良市尼辻町の蓮性寺に鐘が伝わっている。斉恩寺、済恩寺ともいう。唐招提寺関連旧跡。(参考:同名寺院斉恩寺)
(『日本歴史地名大系』)