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玉依姫信仰 (同名)
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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玉依姫は女神。同名の神が複数存在し、依代となる巫女を神格化したものと考えられている。習合・混同も起こっている。
- 玉依姫:神武天皇神話の女神。海の神。神武天皇の母。ウガヤフキアエズの妃。綿津見神の娘。豊玉姫の妹。竈門神社祭神の玉依姫はこれに該当するとされている(異説もある)。
- 玉依姫:賀茂信仰の女神。賀茂氏。賀茂御祖神社の祭神。賀茂健角身命の娘。丹塗矢に感じて別雷神を産んだという。丹塗矢は火雷神(角宮神社祭神)とも大山咋神(日吉大社東本宮祭神、松尾大社祭神)ともいう。賀茂別雷神社境内の片岡御子神社にも祀られる。日吉大社境内の樹下宮の祭神でもある(この場合、丹塗矢は大山咋神とする説となる)。
- 玉依姫:八幡信仰関係の女神。八幡神の后神。八幡神社の祭神にみえる。竈門神社の祭神は本来こちらで、海神とは別系統ではないだろうか。
- 玉依姫:天智天皇の妃。枚聞神社祭神。大宮姫。
- 活玉依姫:三輪信仰の女神。大物主神の妃。陶津耳の娘。三輪氏。大田田根子の母。大神神社境内の大直禰子神社祭神。