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玉川寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
玉川寺
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'''玉川寺'''は山形県鶴岡市羽黒町玉川にある[[曹洞宗]]寺院。本尊は[[聖観音菩薩]]。[[出羽三山]]・[[羽黒山]]麓にある。東北地方における曹洞宗最古の寺院という。山号は国見山。 == 歴史 == [[道元]]高弟である高麗(百済?)僧の了然法明弘性が創建したとされる。あるいはもと[[荒沢寺]]の末寺だったのを了然法明が再興したともいう(『出羽三山と修験道』161)。了然法明は、1247年(宝治1年)に来日し、京都、関東を経て、出羽国に至り、[[羽黒山]]に参詣したところ、老翁の姿で羽黒権現が出現した。直後、この地に至り観音の浄土であることを感じて、寺院を創建し、1251年(建長3年)に「玉泉寺」と称した。その後、老翁が現れて道元に師事することを勧めた。境内に羽黒権現を祭ったという(『出羽三山と修験道』161)。1453年(享徳2年)、庄内領主藤原亮淳が越後村上の耕雲寺(あるいは種月寺)の南英謙宗を招いて再興した。南英謙宗が作庭した庭園は著名で、のち天宥が改修した(国指定名勝「玉川寺庭園」)。 [[出羽三山]]の近世の松例祭において、四方拝と称して9月22日から24日にかけて松聖が増川郷を勧進するときに当社に参拝し、燈明と巻数を供えた(宮家準228)。(『出羽三山』118) [[Category:山形県]]
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