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琉球・天王寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
琉球・天王寺
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'''天王寺'''(てんのうじ)は、沖縄県那覇市首里当蔵町にあった琉球王国ゆかりの[[臨済宗]]寺院。本尊は[[毘沙門天]]。歴代王妃の神主(位牌)を祀った。廃絶。[[琉球・円覚寺|円覚寺]]・[[琉球・天界寺|天界寺]]と共に首里王府の三大寺の一つ。山号は福源山。(参考:同名寺院[[天王寺]]) == 歴史 == 初代尚円王が1470年の即位の時に創建を命じたという。開山は京都南禅寺僧の芥隠承琥(?-1495)。この地は尚円王の即位前の邸宅跡であり、3代尚真王の生誕地でもある。 == 伽藍 == *本堂:方丈 **王妃廟:1697年に王妃を祀る。別地から尚永王妃と尚寧王妃の神主(位牌)を遷座。尚稷王同妃と尚円王妃の神主が新たに祀られた。以後、歴代王妃の神主が祀られたとみられる。1719年崇元寺から尚稷王と尚久王の神主が遷座。1725年、神龕の狭隘のため、神主は、一つの大きな牌に複数人を列記する「屏位」に改められた。 *大門: *庫裏:香積。庫院。 *僧堂: *石堂:鳴動する霊岩を鎮めるために三宝大荒神を祀った。その後、堂が壊れたため、荒神は本堂に遷された。 == 末寺 == 『琉球国由来記』によると下記の末寺があった。 *龍福寺 *建善寺 *仙江院 *蓮華院 *広徳寺 *伍徳院 *智福院 *桃昌院 *玉龍庵 *天慶院 [[Category:沖縄県]]
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