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琉球・天界寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年11月11日 (日)
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2018年11月11日 (日) 時点における最新版
天界寺(てんかいじ)は、沖縄県那覇市首里金城町にあった琉球王室ゆかりの臨済宗寺院。本尊は釈迦如来。廃絶。円覚寺・天王寺と共に首里王府の三大寺の一つ。読み方は「ティンケェージ」。山号は妙高山。天界禅寺。(参考:同名寺院天界寺_(同名))
歴史
第一尚氏6代の尚泰久王(1415-1460)<1454-1460>が景泰年間(1450-1456)に創建。開山は渓隠安潜。朝鮮からの大蔵経請来が創建の契機とみられる。 1466年、尚徳が大宝殿を建立。 1576年に伽藍焼失し衰退。
近世には妙心寺の末寺だった。 1879年(明治12年)、沖縄県設置で尚家の私有となった。明治後期に廃絶。 その後、真壁殿内・首里殿内・儀保殿内を遷座合併した三殿内や、明治以後に亡くなった旧王家の側室の神主を祀る前之御殿が建てられた。沖縄戦で廃滅した。(日本歴史地名大系)
伽藍
- 大殿:釈迦如来を祀る。中国皇帝の万歳龍牌(天牌)、火神も祀った。
- 丈室:阿弥陀如来を祀る。尚泰久王・尚徳王の他、王妃・王族の神主を祀った。
- 大門:門の左右に獅子牡丹の彫刻があったが、のち仁王像に改められた。