ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

相国寺大通院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(間の3版分が非表示)
1行: 1行:
-
'''相国寺大通院'''は、京都府京都市上京区相国寺門前町にある[[臨済宗]]寺院。本尊は[[釈迦如来]]。[[相国寺]]塔頭。[[伏見宮]]初代栄仁親王の菩提寺。[[臨済宗相国寺派]]の[[専門道場]]が設置されている。'''相国僧堂'''。元は[[大光明寺]]の塔頭で伏見にあったが、同寺とともに相国寺内に移転した。(参考:同名寺院[[大通院]])
+
'''相国寺大通院'''は、京都府京都市上京区相国寺門前町にある[[臨済宗]]寺院。本尊は[[釈迦如来]]。[[相国寺]]塔頭。[[伏見宮]]初代栄仁親王の菩提寺。[[伏見殿]]に付属していた。[[臨済宗相国寺派]]の[[専門道場]]が設置されている。'''相国僧堂'''。元は[[大光明寺]]の塔頭で伏見にあったが、同寺とともに相国寺内に移転した。(参考:同名寺院[[大通院]])
==歴史==
==歴史==
7行: 7行:
1431年(永享3年)用健が病気のため引退。以後、大光明寺の塔頭となった。元和年間までに[[大光明寺]]と共に現在地に移転した。1594年(文禄3年)の豊臣秀吉の伏見城築城のともなう移転の可能性がある。1820年(文政3年)に僧堂が置かれた(昭和平成禅僧伝)。
1431年(永享3年)用健が病気のため引退。以後、大光明寺の塔頭となった。元和年間までに[[大光明寺]]と共に現在地に移転した。1594年(文禄3年)の豊臣秀吉の伏見城築城のともなう移転の可能性がある。1820年(文政3年)に僧堂が置かれた(昭和平成禅僧伝)。
(日本歴史地名大系など)
(日本歴史地名大系など)
 +
 +
<Gallery widths="300" heights="200" perrow="3">
 +
File:相国僧堂_(1).JPG|
 +
File:相国僧堂_(2).JPG|
 +
File:相国僧堂_(3).JPG|
 +
File:相国僧堂_(4).JPG|
 +
File:相国僧堂_(5).JPG|
 +
File:相国僧堂_(6).JPG|
 +
</Gallery>
[[Category:京都府]]
[[Category:京都府]]
15行: 24行:
*文苑承英()<>:庭田長賢の子。
*文苑承英()<>:庭田長賢の子。
*等〓魯雲()<>:文苑承英の弟子。景徳寺・真如寺に住す。〓は「王與」。1620年(元和6年)11月23日死去。
*等〓魯雲()<>:文苑承英の弟子。景徳寺・真如寺に住す。〓は「王與」。1620年(元和6年)11月23日死去。
 +
===相国僧堂歴代師家===
 +
*山崎大耕(1875-1966)<1921-1944>:相国寺129世。1921年(大正10年)から1944年(昭和19年)まで相国僧堂師家。
 +
*大津櫪堂(1897-1976)<1944-1963>:相国寺130世。1944年(昭和19年)から1963年(昭和38年)まで相国僧堂師家。
 +
*梶谷宗忍(1914-1995)<1963-1995>:相国寺131世。1963年(昭和38年)から1995年(平成7年)まで相国僧堂師家。
 +
*田中芳州(1949-2008)<1995-2008>:1995年(平成7年)から2008年(平成20年)まで相国僧堂師家。2008年(平成20年)5月8日死去。
 +
*小林玄徳(1963-)<2008->:2008年(平成20年)から相国僧堂師家。

2022年12月23日 (金) 時点における版

相国寺大通院は、京都府京都市上京区相国寺門前町にある臨済宗寺院。本尊は釈迦如来相国寺塔頭。伏見宮初代栄仁親王の菩提寺。伏見殿に付属していた。臨済宗相国寺派専門道場が設置されている。相国僧堂。元は大光明寺の塔頭で伏見にあったが、同寺とともに相国寺内に移転した。(参考:同名寺院大通院

目次

歴史

伏見殿で1416年(応永23年)に死去した伏見宮初代栄仁親王の遺言で、その七回忌の1422年(応永29年)に創建。 1月11日に起工し、4月27日にほぼ完成。6月12日、栄仁親王王子の用健が開山となった。 寺名は栄仁親王の法名の大通院通智よる。4代貞常親王も後大通院と称した。 1431年(永享3年)用健が病気のため引退。以後、大光明寺の塔頭となった。元和年間までに大光明寺と共に現在地に移転した。1594年(文禄3年)の豊臣秀吉の伏見城築城のともなう移転の可能性がある。1820年(文政3年)に僧堂が置かれた(昭和平成禅僧伝)。 (日本歴史地名大系など)

組織

歴代

  • 用健周乾(1376-1431)<>:春屋妙葩の法嗣。天龍寺首座。
  • 文苑承英()<>:庭田長賢の子。
  • 等〓魯雲()<>:文苑承英の弟子。景徳寺・真如寺に住す。〓は「王與」。1620年(元和6年)11月23日死去。

相国僧堂歴代師家

  • 山崎大耕(1875-1966)<1921-1944>:相国寺129世。1921年(大正10年)から1944年(昭和19年)まで相国僧堂師家。
  • 大津櫪堂(1897-1976)<1944-1963>:相国寺130世。1944年(昭和19年)から1963年(昭和38年)まで相国僧堂師家。
  • 梶谷宗忍(1914-1995)<1963-1995>:相国寺131世。1963年(昭和38年)から1995年(平成7年)まで相国僧堂師家。
  • 田中芳州(1949-2008)<1995-2008>:1995年(平成7年)から2008年(平成20年)まで相国僧堂師家。2008年(平成20年)5月8日死去。
  • 小林玄徳(1963-)<2008->:2008年(平成20年)から相国僧堂師家。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%9B%B8%E5%9B%BD%E5%AF%BA%E5%A4%A7%E9%80%9A%E9%99%A2」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール