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相国寺大通院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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相国寺大通院は、京都府京都市上京区相国寺門前町にある臨済宗寺院。本尊は釈迦如来。相国寺塔頭。伏見宮初代栄仁親王の菩提寺。伏見殿に付属していた。臨済宗相国寺派の専門道場が設置されている。相国僧堂。元は大光明寺の塔頭で伏見にあったが、同寺とともに相国寺内に移転した。(参考:同名寺院大通院)
歴史
伏見殿で1416年(応永23年)に死去した伏見宮初代栄仁親王の遺言で、その七回忌の1422年(応永29年)に創建。 1月11日に起工し、4月27日にほぼ完成。6月12日、栄仁親王王子の用健が開山となった。 寺名は栄仁親王の法名の大通院通智よる。4代貞常親王も後大通院と称した。 1431年(永享3年)用健が病気のため引退。以後、大光明寺の塔頭となった。元和年間までに大光明寺と共に現在地に移転した。1594年(文禄3年)の豊臣秀吉の伏見城築城のともなう移転の可能性がある。1820年(文政3年)に僧堂が置かれた(昭和平成禅僧伝)。 (日本歴史地名大系など)
組織
歴代
- 用健周乾(1376-1431)<>:春屋妙葩の法嗣。天龍寺首座。
- 文苑承英()<>:庭田長賢の子。
- 等〓魯雲()<>:文苑承英の弟子。景徳寺・真如寺に住す。〓は「王與」。1620年(元和6年)11月23日死去。