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石園坐多久虫玉神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
石園坐多久虫玉神社
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'''石園坐多久虫玉神社'''(いそのにます・たくむしたま・じんじゃ)は、奈良県大和高田市片塩町(大和国葛下郡)にある神社。[[安寧天皇]]の[[皇宮]]の[[片塩浮孔宮]]跡という。祭神はは建玉依彦命と建玉依姫命。[[官社]]。[[県社]]・[[別表神社]]。現在は'''石園座多久虫玉神社'''と表記する。石園は「いわその」とも読む。'''射園神'''とも。通称は'''龍王宮'''、'''龍王社'''で、[[龍神信仰]]と結び付いている。 祭神の2神は他の神社では見られない神名で不詳。元は「多久虫玉」という名の神を祀っていた可能性があるが、 『新撰姓氏録』に記載のある「多久都玉命」を「多久豆玉」と書こうとして延喜式や三代実録が誤記したという説がある(逆の可能性もあるか)。『新撰姓氏録』によると、多久都玉命は神魂命の子で和泉国神別の爪工連の祖だという。創建は神代で、安寧天皇皇宮の跡地に建てられ、崇神天皇の時代に勅祭に預かったという(境内由緒書)。 806年に美濃国の神封1戸寄進(新抄格勅符抄)。859年1月27日、従五位下より従五位上となる(三代実録)。 社名の石園(いその)は地名で、中世には磯野と表記され、磯野荘の鎮守として崇敬された。927年、『延喜式』神名帳に記載された。 龍神信仰と結び付いた謂れは不詳だが、龍王宮を龍の胴体とし、[[大神神社]]が龍の頭で、[[大和・長尾神社]]が龍の尾とする伝承がある。 1931年(昭和6年)10月、県社に昇格(神道史大辞典)。 1990年、放火で焼失。再建。 (『日本歴史地名大系』ほか) <gallery widths="300" heights="300" perrow="3"> file:石園坐多久虫玉神社-01.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-02.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-03.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-04.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-05.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-06.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-07.jpeg| file:石園坐多久虫玉神社-08.jpeg| </gallery> [[Category:奈良県]]
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