ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
石城神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年3月24日 (土)
石城神社(いわき・じんじゃ)は、山口県熊毛郡田布施町(周防国熊毛郡)の石城山にある神社。祭神は大山祇神で、雷神・高〓神を配祀。官社(式内社)。県社。石城三所大権現。石城山三社大権現。近代には神道天行居開祖友清歓真(1888-1952)が昭和2年11月22日に天啓を受けた。別当は周防・神護寺。北麓に御旅所がある。
歴史
敏達天皇3年の創建。『三代実録』貞観9年(867)8月16日条に「周防国正五位上出雲神、石城神、比美神並授従四位下」とある。 文明元年(1469)7月、大内政弘が再建した本殿が現存。 中世の文書によると本地仏は釈迦如来・普賢菩薩・文殊菩薩という。明治3年、神仏分離で神護寺が廃絶(のち移転復興)。大正2年(1913)1月、県社に昇格(神道史大辞典)。 当時防府を拠点としていた神道天行居開祖友清歓真(1888-1952)が昭和2年11月22日、石城神社拝殿で大山祇神から「十の神訓」(とおのみおしえ)と呼ばれる天啓を受けたとされる。翌年山麓に本部を移した。 (日本歴史地名大系ほか)