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石見・豊栄神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年2月20日 (日)
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'''豊栄神社'''(とよさか・じんじゃ)は島根県大田市大森町の石見銀山にある[[毛利家]]祖の毛利元就を祀る[[霊社]]。元就の木像を祀る。山口の[[豊栄神社]]の分社とも言えるが、像の奉斎はそれよりも古いと思われる。もと洞春山長安寺。 | '''豊栄神社'''(とよさか・じんじゃ)は島根県大田市大森町の石見銀山にある[[毛利家]]祖の毛利元就を祀る[[霊社]]。元就の木像を祀る。山口の[[豊栄神社]]の分社とも言えるが、像の奉斎はそれよりも古いと思われる。もと洞春山長安寺。 | ||
+ | 長安寺の毛利元就像は1585年に造立。 | ||
+ | 1684年に萩[[洞春寺]]に奉遷した(防長寺社由来)。現在、[[毛利本家画像堂]]にある木像はこの像か。 | ||
+ | この時、長安寺には代わりに毛利元就の画像を下付したが、木像でないと30石の寺領を維持できないとして長安寺は返還を要請。 | ||
+ | 毛利家は新たな木像を京都で造立して長安寺に祀った。この像が神社化した後には御神体となった。 | ||
+ | (1997「萩城跡と洞春寺跡」『萩ネットワーク』14) | ||
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2022年2月20日 (日) 時点における最新版
豊栄神社(とよさか・じんじゃ)は島根県大田市大森町の石見銀山にある毛利家祖の毛利元就を祀る霊社。元就の木像を祀る。山口の豊栄神社の分社とも言えるが、像の奉斎はそれよりも古いと思われる。もと洞春山長安寺。
長安寺の毛利元就像は1585年に造立。 1684年に萩洞春寺に奉遷した(防長寺社由来)。現在、毛利本家画像堂にある木像はこの像か。 この時、長安寺には代わりに毛利元就の画像を下付したが、木像でないと30石の寺領を維持できないとして長安寺は返還を要請。 毛利家は新たな木像を京都で造立して長安寺に祀った。この像が神社化した後には御神体となった。 (1997「萩城跡と洞春寺跡」『萩ネットワーク』14)