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秋篠寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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秋篠寺(あきしのでら)は、奈良県奈良市にある薬師信仰の寺院。大元帥信仰でも知られる。

光仁天皇の勅願で宝亀7年(786)、善珠が創建(宝亀11年(780)の創建ともいう)。平安遷都頃に完成したという。承和年間、常暁が唐から大元帥法を持ち帰ったが、その尊容は入唐前に秋篠寺の井戸で感得した絵図と同じだった。求法の前に大元帥明王が現れていたとされる(あるいは当寺ではなく、山城の法琳寺ともいう)。かつては大規模で西大寺と寺領を巡って争った。保延元年(1135)、兵火で創建当時からあった講堂(現在の本堂)を残して焼失し、急速に衰退した。承和元年(834)に法相宗から真言宗に転じ、醍醐寺末となる。明治初年(あるいは近世)には浄土宗西山派となった。昭和24年、単立寺院。現在、本堂、大元堂、開山堂、善珠の墓があり、鎮守の八所御霊神社がある。本尊は鎌倉時代後期の作という。帝釈天像、伎芸天像、日光月光菩薩像などの古像が有名。金堂跡、東塔跡、西塔跡が残る。大元帥明王が現れた井戸は香水閣と呼ばれ、明治4年まで宮中の後七日御修法の香水として用いられていたという。(平成16年由緒書、金岡秀友昭和56『古寺名刹大辞典』)

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