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義農神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年7月8日 (水)
義農神社は愛媛県伊予郡松前町筒井にある義民作兵衛を祀る霊社。作兵衛は命を犠牲にして種麦を守った農民という。
歴史
1732年、松山藩内は河川の氾濫とウンカの発生により飢饉に襲われた。 3489人が餓死したという。その中で筒井村の作兵衛は飢えに苦しみながらも次の年に植えるための麦種を枕に残して死んだ。 これを世間は義農と称えた。
1776年、藩主松平定静はその義を称えて碑文を撰し、墓碑を建てた、 1881年、死後150年祭を機に義農神社を創建した。 現在、非法人で、管理者不明の状態という。 (『日本歴史地名大系』)(愛媛新聞2020年7月6日)