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蓮如旧跡

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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2018年12月2日 (日) 時点における版

蓮如(れんにょ)(1415-1499)は浄土真宗の僧侶。本願寺8世。忌日法要を蓮如忌などと呼ぶ。御忌(ぎょき)ともいう。真宗大谷派では、吉崎から真宗本廟まで御影を運ぶ「御影道中」が毎年行われている。明治天皇から慧燈大師号を授かる。

目次

一覧

墓廟

蒲池勢至氏によると、『金森日記抄』を引き、多くの門徒や僧侶が分骨を希望したが、兄弟や御一家衆でなければ許されなかったので、遺灰に紛れて、遺骨を無断で盗んでいったものが多くあったという話を紹介している。また本願寺より分骨を特別に下賜されたと伝承する寺院もあるという。

越中・大徳寺加賀・西照寺加賀・長円寺越前・陽願寺三河・蓮成寺三河・上宮寺近江・善立寺摂津・教行寺願証寺にも分骨があるという。

御影

  • 鹿の子御影
  • 連座御影


古典籍

伝記

  • 蓮如上人遺徳記:
  • 蓮如上人御一代記聞書:


関連人物

親族

  • 如乗:叔父。存如の兄。蓮如継承の後ろ盾となる

子女

27人の子供がいた。

生母 法号 法諱 生没年 続柄1 続柄2 略歴
如了
(1424-1455)
順如 光助 1442-1483 1 長男
如慶 1446-1471 2 長女 常楽寺5代蓮覚の正室。
蓮乗 兼鎮 1446-1504 3 次男 加賀・本泉寺越中・瑞泉寺に住す。
見玉 1448-1472 4 次女 吉崎御坊跡に墓がある。
蓮綱 兼祐 1450-1531 5 三男 松岡寺を創建。
寿尊 1453-1516 6 三女
蓮誓 康兼 1455-1521 7 四男 土山御坊光教寺を継承。
蓮祐
(1438-1470)
実如 光兼 1458-1525 8 五男 本願寺を継承。
妙宗 1459-1537 9 四女 三時知恩寺門跡の尼僧。住職相続しなかったか。珠光妙宗。
妙意 1460-1471 10 五女
如空 1462-1492 11 六女
祐心 1463-1490 12 七女
蓮淳 兼誉 1464-1550 13 六男 父が吉崎に移る時、近松顕証寺、堅田称徳寺を継承。長島願証寺八尾・顕証寺、枚方敬応寺を創建。
了忍 1466-1472 14 八女
了如 1467-1541 15 九女
蓮悟 兼縁 1468-1543 16 七男 加賀・本泉寺越中・瑞泉寺に住す。願得寺を創建。
祐心 1469-1540 17 十女
如勝
(1448-1478)
妙勝 1477-1500 18 十一女
宗如
(?-1484)
蓮周 1482-1503 19 十二女
蓮能
(1465-1518)
蓮芸 兼琇 1484-1523 20 八男
妙祐 1487-1512 21 十三女
実賢 兼照 1490-1523 22 九男
実悟 兼俊 1492-1583 23 十男 本泉寺に住す。願得寺を継承。河内・願得寺を創建。
実順 兼性 1494-1518 24 十一男
実孝 兼継 1495-1553 25 十二男
妙宗 1497-1518 26 十四女
実従 兼智 1498-1564 27 十三男

弟子

  • 法住
  • 道西
  • 如光
  • 下間蓮崇
  • 道宗
  • 善栄:元証誠寺住職。蓮如に帰依し、証誠寺は混乱したらしい。
  • 高田専修寺系の三河上宮寺・勝鬘寺・本証寺、仏光寺経豪(興正寺蓮教)、越前三門徒系正闡坊善鎮らが帰入した。
  • 仏光寺14世蓮教(経豪)が仏光寺を捨て多くの末寺と共に蓮如に帰参し、興正寺を建てる。()
  • 錦織寺の叡尚が末寺40寺と共に錦織寺から離れ蓮如に帰参。妙勝、妙祐と結婚。()

年表

略年譜

蓮如年譜
年齢 事項
1415年(応永22年) 1 存如(のち本願寺7代。1396-1457)の長男として本願寺(大谷本願寺。現在の崇泰院の地)で誕生。生母は不詳。2月25日生まれ。(『蓮如上人』『国史大辞典』)
1420年(応永27年) 6 生母、本願寺を退去する。(『蓮如上人』)
1431年(永享3年) 17 広橋兼郷の猶子として青蓮院門跡で得度。この後、親族の興福寺大乗院の経覚(1395-1473)の下で学んだという。(『蓮如上人』ほか『国史大辞典』)
1434年(永享6年) 20 親鸞『教行信証』書写。(『蓮如上人』)
1436年(永享8年) 22 親鸞『三帖和讃』書写。(『蓮如上人』)
1438年(永享10年) 24 存覚の『浄土真要鈔』を書写。(『蓮如上人』)
1440年(永享12年) 26 巧如(1376-1440)死去。父の存如が本願寺7代を継承。()
1442年(嘉吉2年) 28 長男順如(1442-1483)、誕生。(『蓮如上人』)
1446年(文安3年) 32 親鸞『愚禿鈔』書写。(『蓮如上人』)
1449年(宝徳1年) 35 父存如と共に東国へ。(『蓮如上人』)
1455年(康正1年) 41 妻如了、死去。(『蓮如上人』)
1457年(長禄1年) 43 6月18日、父存如、死去。本願寺留守職を継承。以後、各地を巡教。(『蓮如上人』『国史大辞典』)
1460年(寛正1年) 46 『正信偈大意』を執筆。継母如円死去。(『蓮如上人』)
1461年(寛正2年) 47 最初の御文章(御文)を作る。252通が残る。(『蓮如上人』)
1465年(寛正6年) 51 1月10日(11日とも)と3月21日の二度にわたり、延暦寺衆徒が本願寺を破却(寛正の法難)。(『蓮如上人』)
1466年(文正1年) 52 近江に赴く。(『蓮如上人』)
1467年(応仁1年) 53 応仁の乱勃発。(『蓮如上人』)
1468年(応仁2年) 54 3月、延暦寺衆徒が堅田を襲撃(堅田大責)し、大津近松に移る(翌年とも)。以後、北陸・東国を巡教。(『蓮如上人』『国史大辞典』)
1470年(文明2年) 56 妻蓮祐死去。(『蓮如上人』)
1471年(文明3年) 57 4月、吉崎御坊を建立。(『蓮如上人』)
1473年(文明5年) 59 『正信偈』『三帖和讃』を開板。毎朝の勤行で両者を唱える形式ができる。(『蓮如上人』)
1474年(文明6年) 60 文明の一向一揆。(『蓮如上人』)
1475年(文明7年) 61 8月、吉崎御坊を退去。河内や和泉を放浪。(『蓮如上人』)
1478年(文明10年) 64 妻如勝死去。(『蓮如上人』)
1479年(文明11年) 65 山科本願寺起工。(『蓮如上人』)
1480年(文明12年) 66 近松から親鸞像を山科本願寺に遷座。()
1482年(文明14年) 68 仏光寺14世蓮教(経豪)が仏光寺を捨て多くの末寺と共に蓮如に帰参し、京都・興正寺を建てる。()
1483年(文明15年) 69 山科本願寺竣工。(『蓮如上人』)
1485年(文明17年) 71 妻宗如死去。(『蓮如上人』)
1488年(長享2年) 74 加賀一向一揆。(『蓮如上人』)
1489年(延徳1年) 75 8月、実如(1458-1525)に譲り引退。(『蓮如上人』)
1493年(明応2年) 79 錦織寺の叡尚が末寺40寺と共に錦織寺から離れ蓮如に帰参し、蓮如の娘の妙勝、妙祐と結婚。()
1496年(明応5年) 82 石山御坊起工。(『蓮如上人』)
1497年(明応6年) 83 石山御坊竣工。(『蓮如上人』)
1498年(明応7年) 84 病気となる。(『蓮如上人』)
1499年(明応8年) 85 3月25日、山科本願寺で死去。(『蓮如上人』)

死後の年表

  • 1882年(明治15年)3月22日:明治天皇、「慧燈大師」号を下賜。
  • 1998年(平成10年):蓮如500回遠忌。

参考文献

  • 蒲池勢至、2001『真宗民俗の再発見―生活に生きる信仰と行事』法藏館
  • 延塚知道・藤嶽明信・安藤文雄・三明智彰・加来雄之・一楽真、1996『蓮如上人 親鸞聖人の教えに生きた人』真宗大谷派宗務所出版部
http://shinden.boo.jp/wiki/%E8%93%AE%E5%A6%82%E6%97%A7%E8%B7%A1」より作成

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