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蓮華光院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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[[file:大覚寺・C御霊殿1.jpg|thumb|500px|大覚寺御霊殿(旧蓮華光院御影堂)]] '''蓮華光院'''(れんげこういん)は、京都府京都市東山区にあった、[[真言宗]]の[[門跡寺院]]。本尊は[[毘沙門天]]。元は[[仁和寺]]の[[院家]]として太秦安井に建てられた。のち東山に移された。[[大覚寺]]が兼帯した時期もある。明治に廃絶となったが、旧鎮守の[[安井金比羅宮]]が残る。'''安井門跡'''、'''下河原門跡'''、'''小川門跡'''、'''岡崎門跡'''などと呼ばれた。[[上乗院門跡]]と混同されることもあったという。[[仁和寺関連旧跡]]。 ==歴代住職== *'''道尊'''(1174-1228):真言宗の僧。[[以仁王]]の王子。後白河法皇の孫。おじの守覚法親王に師事。1206年(建永1年)3月8日東大寺別当101世(「次第」では17日、91世)。在任中、重源が死去している。1028年(長元1年)11月14日拝堂。同年、仁和寺別当、東寺長者。1210年(承元4年)4月、東大寺別当を辞任。ついで護持僧。1221年(承久3年)仁和寺御影堂供養。1226年(嘉禄2年)12月1日、東大寺別当105世に再任。1228年(安貞2年)辞任。8月5日死去。蓮華光院門跡を創建。西院、安井宮と号す。(『東大寺辞典』など) *道乗(1215-1273):頼仁親王の王子。上乗院門跡住職。東寺長者。小島宮と呼ばれた。 *道円法親王(1224-1281):[[土御門天皇]]の皇子。西院宮、安井宮。 *道融 *性融法親王(生没年不詳):[[亀山天皇]]皇子。 *益助法親王:岩蔵宮出身。上乗院門跡住職。 *益性法親王:亀山天皇皇子。上乗院門跡住職。 *益守法親王 *乗朝法親王(生没年不詳):[[常盤井宮]]恒明親王の王子。上乗院宮。上乗院門跡住職。 *道永法親王(?-1535):貞常親王王子。上乗院門跡住職。 *寛守法親王:上乗院門跡住職。 *道朝法親王(1378-1446):後円融天皇の第2皇子。上乗院門跡住職。 *義昭(義照) *'''性演'''(1610-1674):中興。[[東大寺尊勝院]]院主。[[室生寺]]長老。 *道恕(1668-1733):久我広道の子。東寺長者。尊勝院院主。東大寺別当180世。 *了尊(生没年不詳):東大寺別当184世。 (『日本仏家人名辞書』、望月信亨『仏教大辞典 付録』) 性演ら歴代院主の墓が[[観勝寺]]跡にある。 [[Category:京都府]]
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