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藤原旅子陵
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年1月21日 (金)
京都府京都市西京区大枝中山町にある贈皇太后藤原旅子の陵墓。藤原旅子(759-788)は藤原百川の娘で、桓武天皇夫人。淳和天皇生母。 宇波多陵、後大枝陵。
旅子は788年5月4日死去。30歳。同日、妃の号と正一位を贈られた。 823年5月、皇太后贈位。 翌824年、陵号を後大枝陵とし、近陵に列す。 858年、遠陵となる。927年の延喜式では宇波多陵と称す。 長年、所在不明だっだが、1880年、現在地が陵所に治定された。 (『国史大辞典』)
なお滋賀県大津市にある還来神社は旅子を祭神とし、社伝によると、生誕地であり、埋葬地だと伝える。
また旅子を祀る西院還来神社(西院春日神社内)の社伝では西院で亡くなったとされている。 京都市北区小野下ノ町の落葉神社(岩戸落葉神社)の祭神とする説もある。