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融通念仏宗大和七大寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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大和七大寺は、大和国(奈良県)における融通念仏宗の有力寺院。元々は法明系の大念仏寺(現在の融通念仏宗総本山。大阪府大阪市平野区)とは、別系統の融通念仏寺院だったと言われる。

永禄元年(1558)、大念仏寺住職の道祐(25世?)から宗祐寺中興の宗祐に十一尊仏が下賜されており[1]、この頃から末寺化が始まり、大念仏寺46世大通ころに宗派に完全に組み込まれたと考えられている。かつてはそれぞれ多数の末寺を持ち、大念仏寺と同様にご回在が行われていたともいう。ご回在とは、本尊が末寺を巡幸することで、融通念仏宗独自の法要である(現在は大念仏寺でしか行われていない)。


一覧

  • 宗祐寺:奈良県宇陀市榛原。大和国宇陀郡榛原。
  • 徳融寺:奈良県奈良市。大和国添上郡。元興寺塔頭が起源。中将姫旧跡
  • 円融寺:奈良県大和郡山市。大和国添下郡郡山。
  • 興善寺:奈良県奈良市都祁白石。大和国山辺郡白石。
  • 来迎寺:奈良県桜井市。大和国十市郡桜井。
  • 大念寺:奈良県桜井市東田。大和国城上郡東田。
  • 光明寺:奈良県宇陀市。大和国宇陀郡宇陀。

参考文献

  • 融通念佛宗教学研究所、平成10『法明上人 その生涯と信仰』
  • 大阪市立博物館編、平成3『融通念佛宗 その歴史と遺宝』

脚注

  1. 『融通念佛宗 その歴史と遺宝』21頁。43頁には「道祐」は大念仏寺「三十六世」とあるが、36世は道和であり、25世幸観道祐の誤りと思われる。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E8%9E%8D%E9%80%9A%E5%BF%B5%E4%BB%8F%E5%AE%97%E5%A4%A7%E5%92%8C%E4%B8%83%E5%A4%A7%E5%AF%BA」より作成

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