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証金剛院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
証金剛院
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'''証金剛院'''(しょうこんごういん)は京都府京都市伏見区中島前山町(山城国紀伊郡)にあった寺院。[[鳥羽離宮]]南殿の付属御堂で[[白河上皇]]の[[御願寺]]。本尊は丈六の[[阿弥陀如来]]像。現在の鳥羽離宮跡公園のあたりにあった。'''新御堂'''と呼ばれた。 == 歴史 == 南殿は鳥羽離宮の諸殿の中でも最初に造営された場所。南殿の北側にあった。 1098年10月26日、御堂の起工。 白河上皇が発願して康和3年(1101)3月29日に落慶。法要の導師を顕儀が務めた。僧侶5口が設置された。 本尊は円派仏師の円勢(のち[[清水寺]]別当)が手掛けた。 4月25日、[[堀河天皇]]が行幸した。 三重塔を含む三つの塔が建てられた。 1131年、鳥獣戯画の作者ともいわれる覚猷が証金剛院別当となり、ここに常住したため鳥羽僧正と呼ばれた。 1960年代に京都府教育委員会が発掘調査を行い、跡地と推定される遺構が確認されている。(京都市「京都歴史散策マップ」[http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000120/120267/14.pdf]) (『日本歴史地名大系』) [[category:京都府]]
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