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貞享大嘗宮

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年11月19日 (火)

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東山天皇の大嘗宮

貞享大嘗宮は1687年(貞享4年)の東山天皇大嘗祭土御門内裏に設けられた大嘗宮

  • 妙法院門跡の堯恕法親王の日記『逸堂座主日記』によれば、神事に当たって仏教関係のものは宮中から全て排除されたことを記す。僧侶の参内は禁止。僧侶の姿を描いた屏風障子などは撤去され、撤去できないものはその部分に紙を貼った。「諸寺の鐘を撞くのを禁止したのは『鐘の音が耳に入ると清浄ではなくなるから』というが、比叡山、愛宕山、浄土寺山、阿弥陀峰など皆宮中から見えるところにあり、眼が清浄でなくなるはずであって、これをどうやって防ぐのか」と憤慨を隠さない。(僧侶の姿をしている)医師のみは衣冠を着て参内を許可されたという。


資料

  • 『貞享四年大嘗会調度図』:東京国立博物館[1]
  • 『貞享三年大嘗会悠紀主基両殿図』:栗田寛。「貞享三年」とあるのは誤りと思われる。[2]
  • 『大嘗会悠紀殿之図』:國學院大學図書館[3]
  • 『大嘗会本義』:壷井義知著。東山天皇大嘗祭の見聞録。
  • 『御厨子所預紀宗恒記』:東山天皇大嘗祭に神饌調製に奉仕した紀宗恒の記録。
  • 『大嘗祭神饌図』:1721年。大江盛連筆。鈴鹿家資料に1738年の写本がある。
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