近江・成願寺

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2020年9月18日 (金)

成願寺（じょうがんじ）は滋賀県東近江市小脇町（近江国蒲生郡）の太郎坊山にある天台宗寺院。本尊は薬師如来。阿賀神社別当。天台宗延暦寺派。山号は赤神山（参考：同名寺院成願寺）

歴史

799年(延暦18年)、最澄が太郎坊山の天狗の助力を得て創建。

中世には縁日の毎月8日に市場をなし、「八日市」の町が形成発展した。 天台宗系の修験道の寺院だった。熊野先達を務めていたと思われ、現在も天台修験ゆかりの熊野権現社を鎮守とする。 天正年間、織田信長の兵火に焼かれて衰退した。 江戸時代中期に阿賀神社と分離した。

（日本歴史地名大系ほか）

子院

• 石垣坊：
• 行万坊：
• 上坊：廃絶。
• 竹中坊：廃絶。
• 大泉坊：廃絶。
• 松本坊：廃絶。