出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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道場寺は中国南京にあった寺院。訳経の拠点となった。
東晋の慧観(廬山慧遠や鳩摩羅什に師事)が滞在。
413年、インドから来た仏駄跋陀羅が宋初代の武帝劉裕の帰依を受けて滞在。
412年にインドから帰国した法顕(337?-422?)は道場寺で416年~418年にかけて仏駄跋陀羅と共に『摩訶僧祇律』『大般泥〓経』などを訳した。
曇遷(542-607)は北周武帝の仏教弾圧を避けて道場寺に滞在し、唯識を学び『摂大乗論』の注釈を作った。