出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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金石寺は、伯耆国にあった古代寺院。跡地は不明。福岡県福岡市西光寺に伝わる梵鐘の銘文に「承和6年(839)、鴨部氏が伯耆国の金石寺の鐘として製作した」と書かれている。この梵鐘は日本で現存5番目に古いものとされ、国宝。江戸時代には出雲大社に所蔵されていたこともあるという。船上山の智積寺は、金石寺の後身という伝承を持つが、鴨部氏が会見郡鴨部郷(『和名類聚抄』)に住んでいたと考えると、場所が合わない。(福岡市ウェブサイトほか)