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雪蹊寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年9月28日 (月)
雪蹊寺(せっけいじ)は、高知県高知市長浜(土佐国吾川郡)にある薬師信仰の臨済宗寺院。四国八十八所霊場第33番札所。本尊は薬師如来。長曽我部元親の菩提寺。四国霊場で二つある臨済宗寺院の一つ(もう一つは阿波・藤井寺)。臨済宗妙心寺派。山号は小林山。旧称は保寿山高福寺、慶雲寺。
歴史
空海の創建。1225年、造営。真言宗だった。 1568年、長宗我部元親が本堂造営。 1588年頃には慶雲寺と改称されている。
長宗我部元親墓が近くに築かれると長宗我部家の菩提寺となり、元親の法号雪蹊恕三大禅定門から雪蹊寺と改称した。 臨済宗への改宗もこの時のことともいう。 1870年に一時廃絶。隣に元親を祀る秦神社が建てられた。 1879年、再興。
長宗我部信親の墓がある。
(『日本歴史地名大系』)