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青蓮院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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(?住職)
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*三津玄深()<1888->:天台座主。
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*赤松円麟():
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*東伏見慈洽():邦英王。
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*東伏見慈洽(1910-2014)<1953-2004>:久邇宮邦彦王の三男。邦英王。東伏見宮家との縁が非常に深かったため、その家名と祭祀を継承するために華族に臣籍降下。伯爵。東伏見邦英と名乗る。1945年、天台宗で出家。1952年、[[善光寺大勧進]]住職。翌年、青蓮院門跡門主となり、東伏見慈洽と改名。2014年1月1日死去。103歳。
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*東伏見慈晃():
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*東伏見慈晃(1942-)<2004->:東伏見慈洽の次男。学習院高等科から中央大学。
(望月仏教大辞典)
(望月仏教大辞典)

2018年3月20日 (火) 時点における版

青蓮院(しょうれんいん)は、京都府京都市東山区にある、天台宗門跡寺院。本尊は熾盛光如来。妙法院門跡三千院門跡と共に比叡山三門跡の一つ。天台宗延暦寺派門跡寺。最澄が東塔南谷に建てた青蓮坊が起源という。浄土真宗開祖親鸞との関係が深く、植髪堂がある。本願寺は元々は青蓮院の末寺であった。鞍馬寺多武峰寺も支配。また盲僧を管轄した。

青蓮院門跡の三院家として十楽院延暦寺妙香院延暦寺大乗院があった。十楽院は青蓮院より先にこの地にあったが、青蓮院に合併した。花園天皇十楽院上陵として名前を残す。妙香院は比叡山飯室谷にあった。大乗院は無動寺谷にあり、親鸞の修行地である。山腹に尊勝院、青不動を祀る青龍殿がある。鎮守は粟田神社。西山善峰寺が隠居所。青蓮院宮西山墓地青蓮院宮上ノ墓地青蓮院宮下ノ墓地粟田御所。青蓮院門跡。

目次

歴史

組織

住職

  • 最澄(767-822):天台宗開祖。
  • 円仁(794-864):
  • 安恵(795-868):最澄、円仁の弟子。天台座主4世。
  • 相応(831-918):円仁の弟子。無動寺葛川明王院を開く。
  • 暹〓():
  • 慶命(965-1038):天台座主。
  • 慶範(997-1061):法性寺座主、平等院別当。
  • 広算():
  • 寛慶():
  • 行玄(1097-1155):藤原師実の子。青蓮院初代。住房が鳥羽天皇皇后美福門院の御願寺となった。
  • 覚快法親王(1134-1181):鳥羽天皇第七皇子。行玄の弟子。法性寺座主。無動寺検校。天台座主。
  • 慈円(1155-1225):関白藤原忠通の子。九条兼実の弟。天台座主。無動寺検校。四天王寺別当。
  • 良快(1185-1242):九条兼実の子。天台座主。四天王寺別当。
  • 慈源():九条道家の子。
  • 道覚法親王(1204-1250):後鳥羽天皇皇子。天台座主。西山宮と称す。
  • 最守(1224-1256):藤原基房の子。延暦寺宝幢院院主。
  • 尊助法親王(1217-1290):土御門天皇皇子。妙法院のち青蓮院に入る。天台座主。無動寺三昧院検校。
  • 慈禅():
  • 道玄():
  • 慈実(1238-1300):九条道家の子。慈源の弟。法性寺座主。天台座主。四天王寺別当。
  • 慈助法親王(1254-1295):後嵯峨天皇皇子。尊助法親王の弟子。天台座主。
  • 慈玄(1270-1301):一条実経の子。法性寺座主。
  • 良助法親王(1268-1318):亀山天皇皇子。尊助法親王の弟子。天台座主。冬野墓
  • 慈道法親王(1282-1341):亀山天皇皇子。法性寺座主。天台座主。四天王寺別当。
  • 慈深():
  • 尊円法親王(1298-1356):伏見天皇皇子。天台座主。能書家で書道青蓮院流の始祖。
  • 慈真法親王():
  • 尊道法親王(1332-1403):後伏見天皇皇子。天台座主。
  • 祐助法親王(1302-1359):後二条天皇皇子。天台座主。
  • 道円法親王(1364-1385):後光厳天皇皇子。無動寺三昧院検校。天台座主。
  • 義円(足利義教)(1394-1441):第6代将軍。足利義満の子。天台座主。
  • 尊応():
  • 尊伝法親王(1472-1504):後土御門天皇皇子。
  • 尊鎮法親王(1504-1550):後柏原天皇皇子。知恩院知恩寺の本末争いに関わる。天台座主。
  • 尊朝法親王(1552-1597):伏見宮邦輔親王王子。四天王寺別当。天台座主。尊朝流書道を開く。龍池院。
  • 尊純法親王(1591-1653):伏見宮出身の梶井宮応胤法親王の王子。天台座主。
  • 尊証法親王(1651-1694):後水尾天皇皇子。天台座主。後桂蓮院。
  • 日出宮():
  • 尊祐法親王(1697-1747):伏見宮邦永親王王子。天台座主。蓮華寿院。
  • 尊映法親王(1748-1793):桂宮家仁親王王子。一乗院門跡に移り、院主39世となる。興福寺別当229世。一乗院宮喜光寺墓地。(略歴は、興福寺一乗院#組織を参照)
  • 尊真法親王(1744-1824):伏見宮貞建親王王子。一乗院門跡38世を継ぐ予定だったが、青蓮院に移る。天台座主。施無畏王院。
  • 尊宝法親王(1804-1832):伏見宮貞敬親王王子。天台座主。
  • 〓宮(サンズイ+吉):
  • 尊融法親王(1824-1891):伏見宮邦家親王の第4王子。尊応法親王と称し、一乗院門跡43世。興福寺別当235世。天台宗に転じて尊融法親王。青蓮院門跡。天台座主。還俗して久邇宮朝彦親王。神宮祭主。久邇宮泉涌寺墓地。(略歴は、久邇宮#組織を参照)
  • 吉水覚昌():
  • 三津玄深()<1888->:天台座主。
  • 赤松円麟():
  • 東伏見慈洽(1910-2014)<1953-2004>:久邇宮邦彦王の三男。邦英王。東伏見宮家との縁が非常に深かったため、その家名と祭祀を継承するために華族に臣籍降下。伯爵。東伏見邦英と名乗る。1945年、天台宗で出家。1952年、善光寺大勧進住職。翌年、青蓮院門跡門主となり、東伏見慈洽と改名。2014年1月1日死去。103歳。
  • 東伏見慈晃(1942-)<2004->:東伏見慈洽の次男。学習院高等科から中央大学。

(望月仏教大辞典)

『日本仏家人名辞書』は少し異なる

伽藍など

院家

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