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願得寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年10月28日 (水)

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願得寺(がんとくじ)は、加賀国石川郡鶴来にあった浄土真宗寺院。国内を統治する加賀一向一揆を主導した加賀四寺松岡寺本泉寺光教寺願得寺)の一つで、石川郡を管轄した。現在の後身の一つとされる鶴来別院の近くに跡地がある。清沢坊清沢願得寺。(参考:同名寺院願得寺_(同名)

歴史

永正5年(1508)ごろ、蓮如七男の蓮悟が創建。同じく十男の実悟が養子となって入寺し、発展した。当初は地名から清沢坊と称した。願得寺の寺号は永正18年(1511)に認められたと考えられている。小一揆の中核的寺院として活躍したが、そのため、大小一揆の戦乱で享禄4年(1531)7月23日、本願寺軍に焼き討ちされ焼失した。

跡地には「清澤願得寺實悟僧都舊蹟」の石碑がある。実悟はのち河内に逃れ、古橋御坊を譲り受け、願得寺と称したという。また鶴来では道場が再建され、のち鶴来別院となった。

参考文献

  • 木場明志監修、2012『別院探訪』真宗大谷派宗務所出版部
http://shinden.boo.jp/wiki/%E9%A1%98%E5%BE%97%E5%AF%BA」より作成

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